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今こそ試される菅首相の器量と胆力

そういう自然な経緯をたどることを、小沢前幹事長ははっきりとわきまえていた。人心の移ろいやすさは身にしみているだろう。


だからこそ、風に頼らない、いわゆる「どぶ板選挙」的な戦法を重視し、組織づくりや、自民党からの業界団体はがしを進めたのである。


ところが、官僚、米国、自民党といった旧体制ネットワークが検察とメディアを動かし、小沢に金権悪徳政治家のレッテルを貼り、幹事長辞任に追い込んだ。


国民は疑心の渦に巻き込まれ、改革を志向する安定政権をこの国に確立するための現実的戦略は打ち砕かれた。これが最も重要な点である。

もちろん、いわゆる「脱小沢」人事による驚異的な?字回復の歓喜が、菅首相をして本格政権への「欲」にかりたて、消費増税に前のめりのイメージをかもし出したことが、次なる敗因としてあげられるだろう。