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現時点で一段の緩和策講じる考えはない、過度の支出削減は景気回復損なう=FRB議長議会証言

 バーナンキ議長は前日の議会証言同様、緩やかな景気回復が失速すればFRBは行動する用意があるとあらためて表明しながらも、現時点ではその考えはないと指摘した。


 その理由として、FRBが債券買い入れプログラムに着手した2010年終盤に比べ、インフレ率が高水準にあるためだと説明。「現在の状況は(以前よりも)複雑になっている。現時点では、さらなる行動を取る用意はできていない」と述べた。

 バーナンキ議長は「私は議会に対し、景気回復はかなり脆弱であり、非常に短期間に支出を急激かつ過度に削減すれば景気回復を損なう可能性があることを考慮してもらいたいと要請したい」と語った。


 その一方で、米国債がデフォルトになれば米国や世界の経済に破滅的な影響をもたらすと警告。「そうなれば市場に激しいショックを引き起こし、米国だけでなく世界全体に影響をもらたす」と述べた。


 さらに「債務上限を引き上げることができなければ、それは自傷行為だ」と述べた。

バーナンキ米FRB議長の議会証言での発言要旨