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Twitter @h_hirano 剛腕、独裁者、強権、悪魔、壊し屋、政治とカネ──これ ...

剛腕、独裁者、強権、悪魔、壊し屋、政治とカネ──これらはすべて小沢一郎氏に付けられた代名詞である。なぜ、これほどまでにいわれなければならないのか。どうして小沢氏は反論しないのか。93年から現在まで小沢氏を中心に政局は動いている。http://t.co/OyXGSRr

「なぜ、世間は小沢を悪くみるのか」(第3106号)

やがて自分にも、小沢氏の強烈な個性と果断さ、傑出した政治手腕が理解できるようになった。するとなぜ彼のやり方が、当時、世間に賛否両論を呼び起こしたのか、ということがわかった。それは小沢氏がその非凡な能力ゆえに、日本の政治システムという旧態依然とした体制を維持しようともくろむ勢力にとって真の脅威であるからだった。早くも一九九三年と九四年にその政治的な動機にあらぬ疑いをかけ、小沢氏の立場を貶めようとする動きが生じ、さまざまな異論が噴出したのはなぜか?私から見ればその答えは単純明快である。それは小沢氏が疑いもなく、日本の政治システムを運営し、権力の頂点に達し、さらにはほかの政治家たちの支持をも集めることのできるような効果的で、なおかつ従来とは異なるやり方を、だれにも増して熟知しているという点で、改革を志す政治家のなかでは最強の人物だったからである。要するに、小沢氏は日本の政治システムという現体制の最大の脅威となり得る人物だということなのだ。小沢氏の著書『日本改造計画』(1993年/講談社)を読めば、彼が日本の政治の弊害をいかによく理解しているかがわかる。  ──カレル・ヴァン・ウォルフレン著/井上実訳 『誰が小沢一郎を殺すのか?』/角川書店