「1972年にアメリカが日本に沖縄を返還した際、中国と台湾からの強い働きかけで、尖閣諸島の領有権について、あえて一方の立場を取らなかった。よってアメリカから見れば、尖閣諸島の領有権は今も係争中と言える」
「尖閣諸島は日本の施政下にあり日米安保条約が適用される。だからこそアメリカとしては、そうした対応を迫られるような事態を何としても避けたいのだ」
「もし尖閣諸島を巡って武力が行使されれば、アメリカ外交の失敗になる。同盟国日本の安全だけでなく、年々緊密になっている中国との関係も損なわれることになる」
「内政面で難しい事情もあると思うが、平和的な解決の重要性を国民に説明し、事態を鎮静化させるべきだ」
「周辺海域の資源の共同開発などの選択肢があるが、アメリカが決めるのではなく、日本と中国で解決すべき問題だ」