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アングル:シンガポール企業、水資源汚染に悩む中国市場に商機 | Reuters

シンガポールの水処理企業が著名投資家を引き付けている。水資源の不足・汚染に悩む中国が今後10年間で関連事業に8500億ドルを投じる予定で、各企業の技術が生かされるとみられているためだ。


水資源に乏しいシンガポールにとって、水をめぐる安全保障は重要課題。そのため、同国は水関連技術の集積地となっており、隣国のマレーシアからの輸入依存度を下げるように努めている。

著名投資家ジム・ロジャース氏は「シンガポールは水分野において世界の主要プレーヤーの1つとなり、水分野の『シリコンバレー』になるべきだ」と語る。


同氏はシンガポール最大の水事業上場会社ハイフラックス(HYFL.SI: 株価, 企業情報, レポート)株を保有している。


ハイフラックスは4月、中国プロジェクトをめぐり2件の合意に至った。同社は、特定の汚染・有害物質を取り除くために用いられる薄膜技術で知られる。

世界の人口が約70億人に達するなか、投資家が水需要に目をつけるのは人口要因だけでない。水は半導体や製薬、石油化学、農業といった産業に不可欠なためだ。

中国の環境保護省によると、2011年に検査した地点のうち、43%が人が触れることさえ問題がある水を含んでいた。

前出のジム・ロジャース氏は「中国は大きな水問題を抱えており、水をめぐって中国では大きなチャンスが生まれるだろう。中国は問題解決のために多額のお金を費やすことになる」と指摘している。