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米貿易赤字、10月は406.4億ドルに縮小　輸出過去最高 | Reuters

米商務省が４日発表した１０月の貿易統計によると、貿易収支（季節調整後、国際収支ベース）は４０６億４０００万ドルの赤字で、赤字幅は前月から５．４％縮小した。外需の加速で輸出が過去最高、第４・四半期の国内経済成長の追い風になるとの見方も出ている。
１０月貿易赤字の市場予想は、４００億ドルを見込んでいた。
インフレ調整後の赤字は４８３億ドルで、前月の５１４億ドルから縮小した。この数値が国内総生産（ＧＤＰ）の算出に用いられ、貿易が今四半期の経済成長に再び寄与することを示した。
赤字額の３カ月移動平均は４０９億ドルで、前の３カ月の４０２億ドルから小幅に拡大した。
輸出は１．８％増の１９２７億ドルだった。
石油の輸出が過去最高となった。
中国への輸出入とも過去最高となったが、対中赤字は縮小した。輸出の伸びはここ数カ月間、鈍化している。
カナダやメキシコへの輸出も過去最高を記録した。欧州連合（ＥＵ）への輸出が増加した一方、輸出のペースが上回り、過去最大の赤字となった。
輸入は全体で０．４％増の２３３３億ドルで１年半ぶりの高水準となった。ただ、第３・四半期に消費支出が著しく鈍化、在庫が積み上がったことを受け、各企業は大量の輸入に慎重な姿勢を取ったとみられている。
ただ、輸入の伸び減速は、第４・四半期に予想される在庫減少に伴う景気押し下げ効果を限定的なものとする可能性もある。

U.S. trade deficit narrows as exports hit record high | Reuters

U.S. International Trade in Goods and Services | Economics and Statistics Administration