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コラム：物言わぬバフェット氏、影響力の低下も | Reuters

バフェット氏は２３日、物議を醸した飲料大手コカ・コーラ(KO.N: 株価, 企業情報, レポート)の株式報酬計画について、議案には賛同できないものの株主総会では投票を棄権したことを明らかにした。

もし議案に反対投票すれば、ムーター・ケント最高経営責任者（ＣＥＯ）を支持していないと誤解されることを恐れたためだと説明している。

複数の株主はコカ・コーラの提案について、株式が大幅に希薄化する可能性があるとの不満を表明したが、株主の８３％は議案に賛成票を投じた。バフェット氏はコカ・コーラの９％の株式を保有し、息子は取締役会のメンバーでもあるが、事前に自らの意見を明らかにせず、その代わりに年次株主総会の終了後にＣＮＢＣの番組で投票を棄権したことを明らかにする道を選んだ。

彼はいつでもメディアに登場できるので、報酬計画に反対票を投じた後、公の場でケントＣＥＯの人徳を誉めそやすことも容易だった。