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FRBの金融政策に漂う暗雲 イエレンも悩む所得格差問題|金融市場異論百出|ダイヤモンド・オンライン

 ところで、イエレンは10月17日に「所得不平等は過去100年で最も大きくなっている」と講演で述べた。1990年代のように、格差が拡大しても中間層の生活水準が改善しているならまだよい。しかし、現在は中間層の実質所得や保有資産は2000年代前半よりも悪化している、と彼女は指摘した。


 IT業界などの高賃金の専門職は明らかに人手不足だ。しかし、子供が将来そういった職を得るには良い教育が必要である。米国の場合、教育予算が潤沢な地方自治体の主要税源は資産税にある。


 つまり、高額所得者がいる、住宅価格が高い地域ほど、結果的に優れた教育機会を提供することができる。格差が拡大再生産される構図が出来上がっているのだ。


 中間層の消費が幅広く力強くなって経済に盤石さが生まれないと、FRBの金融政策正常化はどこかで行き詰まってしまう。ひどくなり過ぎた米国の所得不平等は、イエレンにとっても悩みの種である。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141018#1413628609
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141010#1412938065