国連総会 日本の核兵器廃絶に向けた決議を採択 NHKニュース
ニューヨークの国連総会では２日、日本が提出した、核兵器の廃絶に向けて国際社会が一致した行動を取るとする決議案の採決が行われました。
決議案は、来年は広島・長崎に原子爆弾が投下されてから７０年を迎えるうえ、５年に１回のＮＰＴ＝核拡散防止条約の再検討会議も開かれるとして、各国に対して核兵器の廃絶に向けたより積極的な行動を取るよう呼びかけています。
そして、アメリカやロシアなどが自国の核兵器の保有状況の公開に乗り出したことを評価する一方で、改めて北朝鮮による核実験やミサイルの発射を強く非難しています。
決議案の共同提案国は核兵器保有国のアメリカやイギリスを含む過去最高の１１６か国に上り、採決の結果、賛成が１７０か国、棄権が中国など１４か国、反対は北朝鮮１か国にとどまり、圧倒的な賛成多数で決議が採択されました。
国連総会では、日本がまとめた核兵器の廃絶に向けた決議が２１年連続して採択されており、被爆７０年の節目となる来年に向けて核軍縮の機運が高まるのか、注目されます。
