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ローマ法王:枢機卿人事「脱欧」加速…東南アから新任3人 - 毎日新聞

 キリスト教カトリック教会において枢機卿は法王に次ぐ高位聖職者で、法王を補佐する役目を負う。フランシスコ法王が枢機卿を任命するのは2013年3月の就任以来2回目。今回任命する20人のうち法王選挙会議(コンクラーベ)に参加できる80歳未満は15人。


 15人の出身国の内訳はアジア・オセアニア5人(ニュージーランドベトナムミャンマー、タイ、トンガ)、欧州5人(フランス、ポルトガル、イタリア2人、スペイン)、中南米3人(メキシコ、ウルグアイパナマ)、アフリカ2人(エチオピアカボベルデ)で、欧州域外の出身者が3分の2を占めた。


 バチカン報道官は15人の人選について声明で「過去に枢機卿のいなかった国々(カボベルデ、トンガ、ミャンマー)を含め、14カ国に及ぶ」と地理的な広がりを強調した。カトリック教会の信徒は欧州域外に拡大してきたが、南米アルゼンチン出身のフランシスコ法王の誕生以来、その実態に沿う形でバチカンの「脱欧州」化が進んでいる。


 フランシスコ法王が選出された際、コンクラーベに参加した枢機卿115人のうち過半数の60人が欧州出身だった。今回の任命により、新体制では125人中、欧州は57人と過半数を割り込み、中南米(18人)、北米(18人)、アジア・オセアニア(17人)、アフリカ(15人)の非欧州勢が多数派となる。