ロンドンを拠点に活動するイスラム教の指導者、アンジェム・チョードリー氏は、シリアやイラクへ渡って戦闘に加わるイギリスの若者に影響を与えているとされ、去年9月にはテロを扇動した疑いで一時、身柄を拘束されるなど、当局が監視を続けています。
チョードリー氏は20日、NHKのインタビューに対し、日本人2人がイスラム国に拘束されたとみられることについて、「アメリカの政策によって多くのイスラム教徒が死んでおり、どんな形であれアメリカを支持するならば日本の市民やジャーナリストが捕らえられても驚きはしない」と述べました。
また、日本が難民支援など非軍事面で支援していることについては、「欧米を後方支援していることに変わりはない。日本の立場は中立とは思えない」と述べ、戦闘に参加していなくてもイスラム国側からは日本が欧米に加担しているように映るとの見方を示しました。