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ウクライナ東部 戦闘の激化を懸念 NHKニュース

ウクライナ東部では、今月に入って政府軍と親ロシア派が、軍事戦略上、重要なドネツクの空港を巡って激しい戦闘を続け、22日には、ドネツク市内のバス停に砲弾が落ちて、バスの乗客や近くにいた15人が死亡しました。
親ロシア派組織、「ドネツク民共和国」の指導者、ザハルチェンコ氏は23日、政府側との停戦協議は行わないとしたうえで、「隣の州との境界線まで進撃する」と述べ、ドネツク州全体に支配地域を拡大する考えを示しました。
また、親ロシア派の後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領も23日、安全保障会議を開いて「犯罪的な命令を下したものに責任がある」と述べて、ウクライナ政府を強く批判しています。
一方、ウクライナ政府は「ロシアがウクライナ東部に兵士や武器を送り込んで攻撃を強めている」として、東部での軍備を増強すると発表しました。
ウクライナを巡っては、国連が23日、去年4月からの戦闘で5000人以上が死亡したとしていて、政府軍と親ロシア派の戦闘が一層、激化して犠牲者がさらに増えることが懸念されています。

アメリ国務省のサキ報道官は23日の記者会見で、「ロシアが親ロシア派に戦車を含む重火器を提供し、戦闘員を派遣するなど積極的に支援している」と述べ、ロシアが停戦合意を無視して戦闘を助長していると強く非難しました。
また、サキ報道官は「この9日間だけで260人以上が死亡した」と指摘したうえで、「ロシアにはあまりにも多くの無実の人が亡くなった今回の紛争を解決する責任がある」と述べ、親ロシア派への支援をやめ、停戦を実現させるよう求めました。