アメリカの複数のメディアによりますと、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートのハッキングを担当する部門を名乗るグループは、２２日までにアメリカ軍の幹部や兵士およそ１００人のものだとする名前や顔写真、それに住所などの個人情報をインターネット上に掲載し、ＩＳのメンバーや支持者に対し、これらの人物を殺害するよう呼びかけています。
アメリカの複数のメディアは、掲載された個人情報の多くはこれまでに公表されていたり、本人がソーシャルネットワーク上に公開していたりするもので、ＩＳがアメリカ軍のコンピューターに侵入して、情報を盗み取った可能性は低いと伝えています。
アメリカ軍は、個人情報を掲載された幹部や兵士に連絡を取って、本人や家族に対して身の安全を守るよう呼びかけるとともに、ネット上に公開する情報の内容に注意するよう促すなど警戒を強めています。
