https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ヒラリー・クリントン氏 米大統領選に立候補表明 NHKニュース

クリントン国務長官は12日、インターネット上の動画で来年11月に行われるアメリカ大統領選挙に立候補すると表明しました。そのうえで「アメリカ国民は深刻な不況から立ち直るため闘っている。闘いを導いてくれる人を日々、必要としており、私がそうなりたい」と述べ、中間所得層を支援する考えを打ち出し支持を訴えました。
クリントン氏は67歳。2008年の大統領選挙の予備選挙オバマ大統領に敗れましたが、今回再び立候補することでアメリカ初の女性大統領を目指します。
民主党では来年の大統領選挙の候補者としてバイデン副大統領らの名前も取沙汰されていますが、世論調査クリントン氏は民主党支持者のおよそ60%の支持を集め、最有力候補となっています。
ただ、国務長官在任中、私用のメールアドレスを使って公務に関するやり取りを行っていたことが明らかになり、批判にもさらされています。
一方、8年ぶりの政権奪還を目指す共和党はすでに上院議員2人が立候補を表明したほか、ブッシュ前大統領の弟のジェブ・ブッシュフロリダ州知事が立候補の検討を進めるなど候補者が乱立していて今後、大統領選挙に向けた動きが本格化する見通しです。

ヒラリー・クリントン国務長官は67歳。クリントン元大統領の妻で、ファーストレディーのときには、みずから医療保険制度の改革にも取り組みました。
また、夫がホワイトハウスの研修生との不倫を巡る偽証疑惑で苦境に立たされたときは、夫を支え危機を乗り切りました。
2001年からニューヨーク州選出の上院議員を務め政治家としての経験を積み重ねてきました。そして、2007年1月に大統領選挙の民主党の指名争いに名乗りを上げ、オバマ大統領と激しく競り合いましたが、2008年6月に選挙戦から撤退しました。
しかし、本選挙では民主党の結束を訴え、オバマ大統領の当選に力を尽くした結果、2009年1月にはオバマ政権一期目の外交の顔として国務長官に就任し、最初に日本を訪問するなど、アジア重視政策を進めました。
一方で、2012年9月にリビア東部ベンガジアメリカ領事館が襲撃され、大使ら4人が殺害された事件では野党・共和党から対応に不備があったと批判されました。
さらに先月には国務長官在任中、私用のメールアドレスを使って公務に関するやり取りを行っていたことが明らかになり、クリントン氏は情報管理に問題はなかったと釈明しましたが、共和党は議会で説明するよう求めるなど追及を強めています。

来年11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けて民主党ではヒラリー・クリントン国務長官が大統領候補の大本命と目されています。
クリントン氏は国務長官在任中、私用のメールアドレスを使って公務に関するやり取りを行っていたことが批判され、好感度が下がりましたが、それでも世論調査民主党支持者のおよそ60%の支持を集め、最も人気の高い政治家です。
民主党ではクリントン氏のほか、バイデン副大統領やリベラル系のウォーレン上院議員の名前が取り沙汰されているほか、オマリー前メリーランド州知事やアジア政策に影響力を発揮したウェッブ元上院議員が立候補に意欲を示しています。
ただ、支持率はバイデン副大統領らが10%余り、オマリー前知事らは1%程度の支持にとどまっています。
クリントン氏は共和党の候補者らに比べても優位を保っていて、大統領選挙の最有力候補とみられています。

クリントン氏表明 大統領選の攻防激化へ NHKニュース

クリントン国務長官は、12日、インターネット上の動画で来年11月に行われる大統領選挙に立候補すると表明し、中間所得層の支援に力を入れる考えを打ち出してアメリカ初の女性大統領を目指す決意を示しました。
民主党の最有力候補とみられているクリントン氏は、全米に先駆けて民主党の党員集会が開かれ、選挙の行方を占う重要な州と位置づけられる中西部アイオワ州で、近く、有権者との対話集会を開いて支持を訴えるなど、選挙運動を本格化させることにしています。
これに対し、共和党の全国委員会は声明を発表し「アメリカ国民は信頼できる大統領を必要としているが、クリントン氏は国務長官として政策に失敗しており、有権者クリントン氏を信用しない」と批判しました。
8年ぶりの政権奪還を目指す共和党はすでに上院議員2人が立候補を表明したほか、ブッシュ前大統領の弟の、ジェブ・ブッシュフロリダ州知事が立候補の検討を進めています。
さらに、アジア政策に影響力を持つマルコ・ルビオ上院議員も13日に立候補を表明する予定です。現時点の世論調査ではいずれの候補者もクリントン氏に及ばず、クリントン氏が最も大統領の座に近いとみられているものの、共和党は攻勢を強める構えで、大統領選挙に向けた攻防が激しくなる見通しです。

クリントン氏が米大統領選出馬を表明、「普通の人の擁護者に」 | Reuters

クリントン氏は、新たに立ち上げたウェブサイトに掲載したビデオのなかで、経済はなお富裕層に有利な構造になっていると強調。「普通の米国人には擁護者が必要。私はその擁護者になりたい」と語った。


側近らによると、クリントン氏は選挙戦で、経済的不平等の問題への取り組みを全面に押し出す。

クリントン氏は2008年当時の大統領選キャンペーンでは、尊大なイメージやエリート意識が敗北の一因となったとみられている。今回はその反省から、親しみやすさを強調する戦略に転換したもようだ。


それを印象付けるのは「普通の米国人の擁護者」との言葉。前回の出馬表明時の「私は勝つためにここにいる」との宣言とは様変わりだ。


また前回の出馬表明では、クリントン氏は1人でソファーに座り、カメラに向って出馬の意思を表明。その後、有権者との対話に移った。


今回の出馬表明ビデオには、将来や経済問題について語る複数の市民が登場。クリントン氏は話を聞く姿勢に徹し、自身が話す場面は少ない。同氏のサイトの目立つ部分には、高齢者の写真が掲載されている。


クリントン氏は「米国民は、経済が厳しい時代を苦労して切り抜けてきた。しかし経済はなお、最上部の人々に有利な構造だ」と訴えた。

クリントン氏は、勝敗を左右する激戦州とされる中西部アイオワ州を14─15日に訪問する。大統領選に向けた選挙活動で最初の訪問地となる。


14日に同州モンティセロのコミュニティーカレッジで学生や教育関係者らと討論会を行い、15日に同州ノーウォークで中小企業経営者らと面会する予定。


アイオワ州では各党の大統領候補の指名手続きが最初に行われる。

各種世論調査では、クリントン氏への支持率は民主党の他候補を引き離しており、有力な対抗馬は見当たらない。ロイター/イプソス調査によると、民主党支持者の60%以上がクリントン氏を支持している。


リベラル派に人気の高いエリザベス・ウォーレン上院議員マサチューセッツ州)が18%で2位だが、同議員は出馬するつもりはないと表明している。現在、ほかに出馬に意欲を示しているとされるのは、ジム・ウェッブ前上院議員バージニア州)とマーティン・オマリー前メリーランド州知事だが、ともに支持率は1ケタ台にとどまっている。

Hillary Clinton

I'm running for president. Everyday Americans need a champion, and I want to be that champion. –H https://www.hillaryclinton.com

Hillary Clinton

This account will be run by campaign staff from now on―but you’ll still see tweets from Hillary. They’ll be signed “-H.”

Hillary Clinton

Be a part of this campaign from the very beginning:

Are You Ready? | Ready For Hillary Clinton for President 2016
クリントン氏、SNSで米大統領選キャンペーン開始 | Reuters

ツイッター上での立候補表明は初日だけで約9万回リツイートされたほか、キャンペーン動画はユーチューブで100万回以上再生された。フェイスブックに掲載したページは、50万の「いいね!」が寄せられた。


動画にはクリントン氏本人が90秒間登場する一方で、普通の米国人の日常が描かれている。マーケティング会社ヒュージの責任者、マリッサ・グラック氏は「『私』という言葉より『私たち』という言葉を多く使用している点で非常に頭が良いと思う」との見方を示した。


一方でツイッターでは「#whyimnotvotingforHillary」(なぜ私はヒラリーに投票しないのか)というハッシュタグ付きでの投稿もみられる。SNS戦略エージェントのグレッチェン・フォックス氏は、クリントン陣営がこれにほとんど反応していないのは戦略ミスだと指摘した。

ヒラリー氏の大統領選用ロゴが不評、「道路標識みたい」 | Reuters

青のブロック体文字「H」の上に赤の横向きの矢印が真ん中に描かれているこのロゴについて、病院を示す道路標識のようだとの声や、フェデラル・エクスプレスのロゴマークにそっくり、などの書き込みがある。第二次大戦中のハンガリーファシスト政党のロゴを想起させるとの意見まで出ている。


さらに悪いのは、「左寄り」である民主党候補者なのに赤い矢印が「右向き」に描かれている点かもしれない。ツイッターでは「ロゴデザインのコンテストに優勝したラッキーな小学3年生は誰だろう」というつぶやきも見られたほか、ツイッター上のロゴに同じような右向きの矢印があるウィキリークスは「クリントン氏はわれわれの革新的なロゴデザインを盗んだ」と投稿した。


誰がロゴをデザインし、デザイン料はいくらだったかなどは不明。


一方、ダートマス大学政治学教授リンダ・ファウラー氏は、クリントン氏の選挙キャンペーンのスタートはまずまずだったといえる、と指摘。「彼女のパンツスーツ姿やヘアースタイルではなく、ロゴに目を向けさせたという点でうまくいっているかもしれない」とコメントした。

アングル:ヒラリー氏「対抗馬なし」最大の弱点、攻撃集中は必至 | Reuters

過去の民主党の選挙戦で参謀役を務めた経験が豊富な政治コンサルタントジョー・トリッピー氏は「共和党候補は全員、われこそが最も『反ヒラリー』だと証明しようとするだろう」と話す。


クリントン氏にとっての最大の課題は、共和党候補者からの絶え間ない攻撃にさらされつつも、勢いを維持できるかという点だろう。

専門家らは、ロイターに対して、クリントン氏は国務長官時代に培ったグローバルな経験を生かし、大局的な視野に立った政策提言をすべきだと話す。クリントン氏の提言は、共和党上院議員テッド・クルーズ氏やマルコ・ルビオ氏には真似のできない重みを持つとしている。


前述のトリッピー氏は、クリントン氏が持つ「最大の武器は、ほぼ大統領レベルの政策を提示できる能力だ」と指摘。


同じく民主党の選挙戦で助言した経験を持つテッド・ディバイン氏は、クリントン氏は気候変動や選挙資金改革、経済分野でインパクトを与えられると話す。「前向きな報道をしてもらう最良の方法は、新たな政策を提唱すること」とし、「選挙戦に勝つということは将来の話だが、そこへたどり着く近道は大統領に選出された際に導入する政策を語ることだ」と述べた。

クリントン氏は出馬表明に当たり、「普通の米国人の擁護者」になるとの決意を表明した。しかし、具体的な政策提言は行わなかった。


クリントン氏の選挙戦を仕切るジョン・ポデスタ氏はツイッターへの投稿で、クリントン氏の政策の最優先事項として「労働者世帯の成功を支援すること」や気候変動を食い止めることなどを挙げた。