ツイッターは１１日、ディック・コストロＣＥＯが来月１日に辞任し、後任が決まるまでの間、共同創業者のジャック・ドーシー会長がＣＥＯを兼務すると発表しました。
コストロ氏は２０１０年にＣＥＯに就任し、おととしにはニューヨーク証券取引所に上場するなど事業を拡大してきました。しかし上場後は、交流サイトを運営するフェイスブックなどソーシャルメディアとの競争が激化するなかで、利用者数や広告収入の伸び悩みが続いていました。
また、株価も最近は上場したときを下回る水準が続き、投資家の間から辞任を求める声が出ていました。
コストロ氏は辞任の理由を明らかにしていませんが、電話会見の中で「辞任についての議論は去年から行っていた。私がこのままＣＥＯでいるのは会社にとってよくないことだ」と述べ、市場では、コストロ氏が業績が伸び悩んでいることの責任を取ったのではないかとの見方が出ています。
コストロ氏の辞任の発表直後、ツイッターの株価は、時間外の取り引きで一時１０％以上、上昇しました。
