日本政府観光局によりますと、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、推計で、前の年の同じ月より５１．８％増えて、１６０万２２００人でした。
これにより、ことし１月から先月までの半年間に日本を訪れた外国人旅行者は９１３万９９００人となり、前の年の同じ時期に比べて４６％増加し、上半期としては過去最高となりました。
地域別では、韓国や中国、香港、それにアメリカなど、合わせて１９の国と地域からの旅行者が上半期としては過去最高になりました。
好調の背景は、円安が続いているほか、海外と地方空港を結ぶ航空路線やクルーズ船の寄港が増えていること、それに消費税の免税対象の品目が拡大されたことなどが挙げられます。
日本政府観光局によりますと、７月は例年、年間を通じて最も多くの外国人が訪れる月で、ことしは東アジアから４０隻以上のクルーズ船の寄港も予定されているため、今月、日本を訪れる外国人は、単月として過去最高となる見込みだとしています。また、年間でも去年よりおよそ５００万人多い１８００万人前後を予想しています。
