稲盛和夫が語る「企業家精神」【第2回】――アメリカ進出とアポロ計画の部品受注|稲盛和夫経営講演選集(公開版) 「経営の父」が40年前に語っていたこと|ダイヤモンド・オンライン
私は「このままではいけない」と強く思い、アメリカに製品を売りに行くことにしました。日本の電子工業界は、戦後アメリカから電子工業の技術を導入して発展してきました。
そうであれば、直接アメリカへ行って、アメリカの電子工業界で一番進んだメーカーに自分たちの製品を使ってもらえば、一も二もなく日本の大手の電子工業メーカーも使ってくれるだろうと考えたのです。実際に、風呂敷包みに製品を入れて、アメリカへ売り込みにいきました。