ロシアのプーチン大統領は、17日、シリアでの空爆などの作戦に参加していた軍人を表彰する式典に、政権の幹部らとともに出席しました。
この中で、プーチン大統領は、シリアでの空爆について「シリアでテロを食い止め、疑う余地のないリーダーシップと、意思、責任を示した」と述べ、ロシアの役割を強調しました。
そして、今回の撤退はアサド大統領の同意を得て決めたとしたうえで、「シリアの合法政権への支援を続ける。財政援助や武器の供給、偵察情報の提供などでシリア軍に協力していく」と述べて、アサド政権を支援していく方針を示しました。
また、シリアで最新の地対空ミサイルシステムの配備を継続するとしたうえで、「必要となれば、数時間で状況に対応できる規模の部隊も派遣するし、あらゆる種類の武器も使用する」と述べ、戦闘が激しくなれば、シリアでの軍備を再び増強する考えを示唆しました。
プーチン大統領は、去年9月からの空爆の費用は330億ルーブル(日本円でおよそ530億円)に上ることを明らかにしましたが、軍事演習の予算を振り向けたため財政負担にはなっていないと説明しました。
Putin: Russia may deploy forces back to Syria ‘in mere hours’ if necessary — RT News
Meeting with Russian Armed Forces service personnel • President of Russia