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台湾では、ことし1月の総統選挙で最大野党民進党蔡英文氏に敗れた国民党の朱立倫氏が、責任を取って党首に当たる主席を辞任しました。
後任を決める選挙には4人が立候補し、26日、党員による投票が行われた結果、議会の前の副議長の洪秀柱氏(67)が56.16%の得票率で当選し、国民党のトップに初めて女性が就任することになります。
洪氏は総統選挙でいったん党の公認候補に選ばれましたが、中国との統一志向が強いとみられ、支持率が低迷したことから、途中で交代させられたいきさつがあります。
台湾ではことし5月に民進党政権が発足する予定で、洪氏は8年ぶりに野党となる国民党の建て直しが大きな課題で、投票結果を受けた記者会見で「自分のすべてをささげて党の再生に力を尽くす」と強調し、党の団結を訴えました。
しかし、台湾と中国は別だとするいわゆる「台湾人意識」が高まるなか、中国寄りだとされる洪氏の姿勢には世論の支持が得られないという批判的な声も根強く、今後、党内で対中国政策を巡る路線対立が激しくなる可能性も指摘されています。