■

沖縄のアメリカ軍のトップ、四軍調整官のニコルソン中将は１８日、ＮＨＫの単独インタビューに応じました。
この中でニコルソン中将は、軍属の男が女性を殺害したなどとして逮捕された事件を受けて先月２７日から出しているすべての軍人と軍属に外出や飲酒などを制限する命令について、「罰ではなく、沖縄の人たちとの連帯を示すものだ」と述べ、哀悼の期間とした今月２４日に予定どおり解除することを明らかにしました。
その後の対策について、ニコルソン中将は、「陸、海、空、海兵隊のそれぞれが、独自の規制を設けることになると思う」と述べるにとどまり、階級に応じた外出制限など現行のルールで当面、対応していく考えを示しました。
また、命令を出したあと、海軍の兵士が飲酒運転の事故を起こしたことについては、「すべてのアメリカ兵に対し、日本の法律を犯せば日本の法律で裁かれ、地位協定はそれを逃してくれるものではないと話した」と述べ、綱紀粛正を図っていく考えを強調しましたが、県などが求める実効性のある再発防止策について具体的な言及はありませんでした。