https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日銀の岩田副総裁は、横浜市で開かれた地元の経済関係者との懇談会で、あいさつしました。この中で、岩田副総裁は日銀が来月の金融政策決定会合で、今の大規模な金融緩和策の効果や影響を検証することについて、「残念ながら2%の物価安定の目標は達成できていない。政策の効果や、それを阻害した要因を検証したい。マイナス金利政策が金融機関や金融市場に与えた影響も点検したい」と述べました。そのうえで「2%の物価目標を早期に実現するために何をすべきか、今後の政策運営に資するような建設的な検証や議論を行いたい」と述べました。


また、岩田副総裁は日銀が国債を直接引き受けるなど、金融政策と財政政策を一体的に進めるいわゆる『ヘリコプターマネー』と呼ばれる政策について、「定義を明確にすることなく、是非を論じることは建設的とは思われない」と述べたうえで、すでにこれまでの緩和策で金利は極めて低い水準にあり、財政政策の効果が出やすい状況は整っているという認識を示しました。

緩和縮小あり得ない=岩田日銀副総裁 | ロイター

<「マイナス金利深堀りしない、とは言えない」>


7月29日の金融政策決定会合で日銀は公表文で、9月会合で従来の政策を「総括的に検証」するとの方針を示した。市場では、日銀が現行の巨額国債買い入れが数年で行き詰まる可能性を見据え、月々の買い入れを減らす緩和縮小に傾くのではないかとの憶測が広がり、金利急騰・債券暴落を招いた経緯がある。


岩田副総裁は「量(国債)や質(ETF社債など)を減らす金融引き締めは考えられない」と強調し、市場の憶測をけん制した。


検証では、2013年に黒田日銀が現行の「量的・質的緩和(QQE)」を開始して3年が経過したが、当初は2年で目指していた2%の物価目標達成が実現していない理由・阻害要因を分析。岩田副総裁によると「マイナス金利と(国債の)大量買入れの組み合わせの効果の研究」、「2014年の消費増税後の、2度にわたる追加緩和の効果の検証」などを行う。


その上で「マイナス金利の深堀りがいいのか、量と質の増額がよいのか」など、「量・質・金利のどのような組み合わせが良いか検証」するという。岩田副総裁は、現時点では「マイナス金利の深堀りはしないなど、検証前には言えない」とした。


<2年で目標達成との所信は変えず>


2%物価目標を「2年で達成」とする当初のスローガンは形骸化しているが、岩田副総裁は「所信を変えることはない」と強調した。


マイナス金利の副作用を見直すのか、との質問に対しては「今までの政策の方向性は間違っていない」とし、「デリケートな政策調整のあり方を検証し、気配りしていきたい」と述べた。

日銀がETFの購入額を倍増のもよう、4日に約700億円=市場筋 | ロイター

複数の市場筋によると、日銀は4日、指数連動型の上場投資信託ETF)を約700億円買い入れたもようだ。前日は347億円購入しており、1回の買い入れ額としては倍増となる。


日銀は7月29日の決定会合で、ETFの買い入れ額を現行の年3.3兆円から同6兆円に倍増させることを決定。2日に財務相金融庁長官から認可を取得した。


市場では、日銀が買い入れの頻度を増やすのか、1日当たりの買い入れ額を増加させるのか、関心が高まっていた。

これまでの金融政策は間違っていない=石原再生相 | ロイター

石原伸晃経済再生担当相は4日、ロイターなど報道各社のインタビューに応じた。現時点で、日銀が掲げる2%の物価目標は達成していないものの、食料とエネルギーを除いたコアコアCPIがプラス圏で推移していることなどから「これまでの金融政策は間違っていない」との見解を示した。


具体的な金融政策に関しては「日銀の専権事項」としてコメントを控えた。デフレからの脱却に向けた政府・日銀の連携は重要と指摘する一方、両者の間に「ファイアウォール」があるから日銀の独立性が保たれるとも語った。


足元の情勢は「間違いなくデフレではない」とし、政府が2日に閣議決定した事業規模28.1兆円の経済対策で民間投資を呼び込み、「相乗効果をもってデフレ脱却への道筋を確固たるものにしていく」と強調した。いつデフレ脱却が達成できるかは明言を避けた。


安倍晋三政権は2020年度に基礎的財政収支(PB)を黒字化させる目標を掲げているが、内閣府の試算では高い経済成長を継続しても同年度の赤字は5.5兆円残る。


石原氏はこれに関し「(目標の)旗は降ろしてはいけないと思う」と述べ、引き続き「経済再生なくして財政健全化なし」を基本方針として、目標達成に取り組む考えを示した。18年度の中間目標も現時点で撤回する必要はないと明言した。


一方、北海道新幹線の札幌延伸については「個人的見解」と前置きしたうえで、「前倒しすべきだ。まさに未来への投資だ」と語った。

究極のばらまき「ヘリコプターマネー」期待相場の末路 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

#リフレ #アベノミクス