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リビアでは、5年前にカダフィ政権が崩壊したあと、内戦状態の混乱に乗じて過激派組織ISが勢力を伸ばし、去年6月からは中部の都市シルトを支配して、ここを最大の拠点に外国人戦闘員の勧誘などを行ってきました。
このため、リビアの暫定政府軍はことし6月からシルトの奪還に向けた軍事作戦を始め、今月からはアメリカ軍が暫定政府の要請に基づいて、ISの戦車などを狙った空爆を始めていましたが、10日、暫定政府軍は、シルト中心部にある国際会議場や病院などのISの拠点を制圧したと発表しました。戦闘では双方で、それぞれ10人以上の死者が出たということです。
暫定政府軍はISの戦闘員が残っている住宅地などで作戦を続け、シルトの完全な奪還に向け、さらに攻勢を強めていて、奪還に成功すれば大きな成果となります。
一方で、ISの戦闘員たちは南部の砂漠地帯などに移動すると見られていて、シルトを奪還したあとも、こうした戦闘員らによる攻撃の脅威が続くことも懸念されています。