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「お前の話は、長くてくどい」ロジカルバカに多い“残念な伝え方”とは|超・箇条書き|ダイヤモンド・オンライン

MECE(ミーシー)という言葉を聞いたことがある人は多いのではないか。MECEとはMutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、「漏れなく、ダブりなく」という意味だ。

<目標とする営業成績は売上3億円である>
<そのために、4つの改善策をとる>
・大口の顧客には、先輩社員に協力してもらって価格交渉し、販売単価を上げる
・中堅の顧客には、関連商品も併せて提案し、販売数を伸ばす
・小口の顧客には、今までどおりにコンタクトをとり、販売を推進する
・超小口の顧客にも、今までどおりにコンタクトをとり、販売を推進する

<目標とする営業成績は売上3億円である>
<このために、2つの改善策に集中する>
・大口の顧客には、先輩社員に協力してもらって価格交渉し、販売単価を上げる
・中堅の顧客には、関連商品も併せて提案し、販売数を伸ばす


 小口や超小口の顧客向けのことは伝えず、MECEを敢えて崩すのだ。そしてシンプルに、改善策を2つに絞って伝える。


 上司にとっては届けられる情報量は減るのだが、重要なことだけを聞かされるため、最後まで集中力がもつ。絞ることで、物語の山場がハイライトされて伝わるからだ。


考えたり、分析したり、頭を整理したりするときにはとっかかりとしてMECEを使うのはよい。むしろ推奨したい。ただ、伝えるときには、それを敢えて崩して、重要なものだけに絞って伝えるのだ。