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英下院補選、与党保守党が前首相の選挙区で過半数割れ | ロイター

英国で20日に実施された下院補欠選挙で、与党保守党が得票率を大幅に減らした。キャメロン前首相の辞職に伴う補選が行われた南部オックスフォードシャー州ウィットニー選挙区では、過半数を割り込んだ。


保守党にとって同選挙区は牙城であり、1万7313票を獲得し首位を守ったものの、得票率は昨年の総選挙時の60%から45%に低下した。一方、2位となったEU支持派の自由民主党(1万1611票)は得票率を30%へ大幅に伸ばした。最大野党の労働党は3位に後退した。


ウィットニー選挙区を含むウエスオックスフォードシャー地域では、EU離脱の是非を問う6月の国民投票で54%がEU残留を支持していた。


自由民主党は、「ハードブレグジット」を目指すメイ首相に失望感を抱く有権者にアピールする選挙戦を展開。番狂わせを演じた。


4位は左派緑の党だった。同党からは、米大統領選で民主党指名候補を争って撤退したバーニー・サンダース氏の兄、ラリー・サンダース氏が出馬していた。