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東京電力中部電力は、来月、火力発電部門の統合会社を通じて、アメリカで生産された天然ガスの一種、シェールガスを輸入することになりました。今回はLNG=液化天然ガスにしておよそ7万トンを輸入し、新潟県上越市中部電力上越火力発電所で火力発電の燃料として使うということで、再来年の1月までに最大70万トンを輸入する計画です。


資源エネルギー庁によりますと、日本は現在、天然ガスをオーストラリアや中東などから輸入していますが、アメリカ産の天然ガスの輸入は、アラスカ州を除くと今回が初めてで、今後、燃料の調達先の多角化につながることが期待されます。


天然ガスの輸入価格は原油価格に連動して決まるのが一般的ですが、今回輸入するシェールガスの価格は、原油価格ではなくガスの需給で決まることから、とりわけ原油高の局面では、調達価格を抑えることにつながるとして、ほかの電力会社や大手商社も輸入を計画しています。

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