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アサド大統領は12日、シリアの首都ダマスカスでフランスのAFP通信のインタビューに応じ、13日、その内容が伝えられました。今月4日に化学兵器の使用疑惑が浮上してから、アサド大統領が外国メディアのインタビューに応じたのは初めてです。


この中でアサド大統領は、アサド政権が化学兵器を使用したとアメリカが断定したことについて、「100%でっちあげだ。アメリカは、攻撃の口実とするため、すべて筋書きをでっちあげた」と述べて、化学兵器の使用を否定するとともに、巡航ミサイルでシリアの軍事施設を攻撃したアメリカを非難しました。


また、「テロリストを掃討するためのわれわれの軍事力は、この攻撃で影響を受けていない」と述べて、アメリカの攻撃による打撃はないと主張しました。


さらに、アサド大統領は「シリア軍は化学兵器をすべて廃棄している」としたうえで、真相の究明に向けた調査について、「われわれは公平な調査以外は受け入れない」と述べました。


シリアの国営通信によりますと、シリア東部デリゾール近郊の村ハトラで12日、アメリカ主導の有志連合が過激派組織ISの支配地域に対して空爆を行った際、有毒な物質が大量に貯蔵されていた場所で爆発が起き、ガスが漏れ出たということです。


国営通信はシリア軍の発表としてこの情報を伝え、市民を含む数百人が有毒なガスを吸い込んで死亡したとしています。


有志連合のドリアン報道官は13日、NHKの取材に対し、「当時、周辺では一切空爆は行っていない。これまでも何度も見てきたことだが、意図的に誤った情報を流しているのではないか」と否定しました。


また、シリアの内戦の情報を集めているシリア人権監視団はNHKの取材に対し、「有志連合による空爆はあったが、被害や犠牲者について情報はない」としていて、情報の真偽は定かではありません。


アメリカは、アサド政権が市民に対して化学兵器を使ったと断定して軍事施設を攻撃しましたが、アサド大統領は12日に行った外国メディアとのインタビューで化学兵器の使用を否定し、アメリカの攻撃を強く非難しています。

シリアのアサド大統領が化学兵器の使用を否定したことについて、アメリ国務省のトナー報道官代行は13日の記者会見で、「いかにもアサド大統領らしい発言だ。うその情報を吹聴して混乱させようとしている。過去にロシアでも見られた戦略だ。化学兵器による攻撃がシリア政府によるものであることに疑いの余地はなく、戦争犯罪だと確信している」と反論しました。


アメリカ軍は13日、アフガニスタン東部のナンガルハル州で過激派組織ISの拠点を狙って「GBUー43B・大規模爆風爆弾」による空爆を実施したと発表しました。


この爆弾は全長およそ9メートル、重さがおよそ9800キロで、核兵器以外の通常兵器では最大の破壊力があるとされ、精密誘導装置も備えていて、「すべての爆弾の母」とも呼ばれています。


アメリカ軍は、2002年に当時のイラクフセイン政権に圧力をかける目的でこの爆弾の開発を始め、2003年のイラク戦争で前線に配備しましたが、国防総省によりますと、実戦で使ったのは初めてだということです。


アフガニスタンに駐留するアメリカ軍のニコルソン司令官は「ISは防御を厚くしており、この爆弾はこうした障害を取り除くのに適切な武器だ」と説明していますが、シリアのアサド政権を攻撃し、北朝鮮への圧力を強めている中での使用に、アメリカのメディアでは北朝鮮などをけん制する意図もあるのではないかという受け止めが出ています。

これについて、アメリカのトランプ大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に対し、「また見事に任務に成功した。アメリカ軍を誇りに思う」とたたえました。


そのうえで、「この8週間で起きたことと、過去8年にわたって起きたことを比べれば、大きな違いがあることがわかるだろう」と述べ、前のオバマ政権との違いを強調し、トランプ政権の下でアメリカ軍が成果を挙げていると主張しました。


また、記者団から「この爆弾の使用が北朝鮮にメッセージを送ることになるか」と質問されたのに対し、「メッセージを送るかどうかはわからないし、送ろうが送るまいが違いはない。北朝鮮は問題だ」と述べました。


そして、「私は本当に中国の習近平国家主席を好きになり、尊敬している。彼はすばらしい人物で、非常に特別な男だ。懸命に取り組むつもりだと思う」と述べ、北朝鮮問題の解決に向けて中国が役割を果たすことに期待を示しました。


アメリカのマティス国防長官は13日、トルコの国防相との会談の冒頭、記者から北朝鮮が新たな核実験に踏み切った際の対応を問われたのに対し、「各国とともに事態の打開に取り組んでいる」と述べました。


そのうえで、「肝心なのは、北朝鮮がふるまいを改めなければならないということだ」と述べて、さらなる核実験と弾道ミサイルの発射をやめるようけん制しました。


一方、CIA=中央情報局のポンペイオ長官は講演で「北朝鮮が核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを手にしないよう、アメリカの過去の政権が取り組んできたが、その脅威が今、かつてなく近づいてきている」と述べ、アメリカ本土に届く核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルの開発の進展に強い危機感を表しました。


アメリカ軍は、シリアのアサド政権への攻撃のあと、空母カール・ビンソンを中心とする艦隊の行動計画を変更して、朝鮮半島に近い西太平洋に向かわせるなど、北朝鮮への圧力を強めています。


アメリカのNBCテレビは、13日、複数の情報機関の当局者の話として、北朝鮮が6回目の核実験に踏み切るとアメリカが判断すれば、北朝鮮に対して先制攻撃を行えるよう準備していると伝えました。


具体的には、アメリカ軍が北朝鮮北東部の核実験場からおよそ480キロ離れた海域に、巡航ミサイル「トマホーク」を備えた駆逐艦を展開させているほか、グアムの基地に爆撃機を待機させているとしています。


この報道について、ホワイトハウスの当局者はNHKの取材に対し、「完全に間違いだ」と否定しました。


また、国防総省の報道官は「将来の軍事作戦についてコメントすることはない」としています。

「SLBM発射 北朝鮮の脅威にどう対応するのか」(時論公論) | 時論公論 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス

(津屋)
北朝鮮弾道ミサイルは、24日朝、日本海に面した新浦(シンポ)付近から発射され、およそ500km飛翔して日本の防空識別圏内の日本海に落下しました。新浦は、今年4月と7月にもその付近でSLBMの発射が行われています。この場所が北朝鮮SLBM開発の拠点になっていることをうかがわせています。今回のSLBMの発射実験は、日本政府も深刻に受け止めているようですね?


(増田)
日本政府は、強い衝撃を受けています。

潜水艦発射弾道ミサイル - Wikipedia

トライデント (ミサイル) - Wikipedia

トライデント(Trident)は、複数個別誘導再突入体付き潜水艦発射弾道ミサイルSLBM)。アメリカ海軍では艦隊弾道ミサイル(FBM: Fleet Balistic Missile)と呼ばれ、核弾頭を装備し、原子力推進弾道ミサイル潜水艦から発射される。

トライデントはアメリカ海軍で現役の14隻のオハイオ級原子力潜水艦アメリカ製核弾頭付きで、イギリス海軍では4隻のヴァンガード級原子力潜水艦にイギリス製の核弾頭付きで搭載されている。

2006年、国防総省は、トライデント通常弾頭改修プログラムを発案した。これは戦略的なオプションを多角化させるためのもので、迅速なグローバル打撃(英語版)と通称される、世界規模の迅速打撃能力を開発するための非常に長期的な戦略の一環である。

通常弾頭型弾道ミサイルにより第一に不利益をこうむるのは、レーダー警戒システムで、核弾頭型弾道ミサイルを識別することがほとんど不可能になる。これにより、他の核保有国が核攻撃と誤解して報復攻撃を誘発する可能性が生じうる。何よりも、このプロジェクトはアメリカ議会における2007会計年度の予算審議に先立って、国際的にも深刻な議論を引き起こした。ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、この計画が何よりも偶発的な核戦争発生の危険を増大させるであろうと警告した。「このようなミサイルの発射は…戦略核戦力を用いた全面的な報復攻撃を誘発してしまう」とプーチンは述べている。


北朝鮮による新たな核実験や弾道ミサイルの発射への警戒が続く中、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地には大気中に漂うわずかな放射性物質を収集する大気観測機などが今月に入って相次いで飛来しています。


飛来しているのは、核実験などの際に大気中に漂うわずかな放射性物質を収集するWC135大気観測機です。アメリカ本国の基地に所属する観測機で、北朝鮮による新たな核実験や弾道ミサイルの発射への警戒が続く中、今月7日にアメリカ軍嘉手納基地に着陸し、その後、基地内に駐機しています。


また、同じくアメリカ本国の基地に所属し、弾道ミサイルの動きなどを追跡できる電子偵察機のRC135S、通称「コブラボール」も今月5日に飛来しました。コブラボールは13日も基地で離着陸する様子が確認されています。嘉手納基地では、過去に北朝鮮が核実験を行った際にもこうした大気観測機や偵察機が飛来していました。


そして武力攻撃が始まったら(始まらなくともその可能性はあるが)、北が最初に狙うのは在日米軍基地であることを肝に銘じなければならないだろう。アメリカによる北への武力攻撃は、ひとごとではない。いかにして日本国民を守るか、真剣勝負が目前に迫っている。


NATOは、ロシアによるクリミアの併合を受けて東ヨーロッパでの軍事的な抑止力を強めようと、バルト3国とポーランドに合わせて4つの多国籍部隊を派遣することにしています。


ポーランドにはアメリカ軍の兵士を中心に1100人が派遣される予定で、一部がすでに到着し、13日、ロシアの飛び地カリーニングラード州からおよそ60キロの距離にあるポーランド北東部のオジシュで歓迎の式典が開かれました。


式典で、NATOヨーロッパ連合軍のスカパロッティ最高司令官は「部隊の配備はNATOの結束と決意を示し、潜在的な侵略者に対して明確なメッセージを送っている」と述べ、名指しはしなかったもののロシアをけん制しました。


ポーランドのドゥダ大統領は「第2次世界大戦の終結以来、すべてのポーランド人が、この時を待っていたと言っても大げさではない」と述べ、兵士らを歓迎しました。


多国籍部隊は今後、ポーランド軍との合同訓練などを実施することにしていて、ロシアの反発も予想されます。

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