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アメリカの有力紙、ワシントン・ポストニューヨーク・タイムズは、15日の電子版で、政府当局者の話として、トランプ大統領が今月10日、ホワイトハウスでロシアのラブロフ外相や駐米大使と会談した際、過激派組織IS=イスラミックステートに関する機密性の高い情報を漏らしたと報じました。


大統領には機密の指定を解除する権限があるため、情報を伝えたことは違法ではないと見られるということですが、各メディアは同盟国から得た情報だったため、情報源を危険にさらすおそれがあると批判的に伝えています。


これに対し、ホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官は記者団に対し、「誤報だ。大統領はロシア側と共通の脅威について話をしたが、情報源や入手方法は議論をしていない」と述べ、否定しました。


一方で、野党、民主党からは上院トップのシューマー院内総務が「事実なら、非常に危険で、アメリカ国民や、この国のために情報を収集する人々の命を危険にさらす」と非難するなど、トランプ大統領に説明を求める声が高まっています。


ロシアをめぐってはサイバー攻撃を通じて、去年のアメリカ大統領選挙に干渉したとされ、FBI連邦捜査局がトランプ陣営とロシア側の連携がなかったか捜査していますが、今月9日、トランプ大統領FBIのコミー長官を解任したことで捜査妨害が目的ではないかとする批判が強まっていて、今回の報道で、さらに波紋が広がっています。


アメリカのトランプ政権の新たなイスラエル大使、デビッド・フリードマン氏は16日、エルサレムの大統領公邸でイスラエルのリブリン大統領に信任状を手渡し、正式に着任しました。


フリードマン大使は正統派ユダヤ教徒で、トランプ大統領の選挙期間中、対イスラエル政策の顧問を務めました。しかし、国際社会で批判されているイスラエルによる占領地への入植活動を、みずから支援するなど、パレスチナに対する強硬な姿勢から、イスラエル大使として適切な人材かどうかを疑問視する声が、アメリカ民主党の議員やユダヤ系左派の団体から上がっています。


イスラエルには今月22日にトランプ大統領が訪問する予定で、フリードマン大使は会談や、演説などの準備に当たることになります。


トランプ大統領とネタニヤフ首相との会談では現在、テルアビブにあるアメリカ大使館をエルサレムに移転させるかどうかや、今後のパレスチナ側との和平交渉再開の可能性について話し合われる見通しです。


着任に先立ち、フリードマン大使はエルサレムにあるユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を訪れ、記者団に対して、「大統領によるイスラエル訪問の成功を祈る」と述べました。