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イギリスで今月8日、行われた総選挙で与党・保守党は、第1党を維持したものの過半数には届かなかったため、北アイルランド地域政党DUP民主統一党と閣外協力に向け協議を続けていました。


26日、両党は正式な合意に達し、合意には、DUPの10人の下院議員が、EU=ヨーロッパ連合からの離脱に関する法案や予算案などで政府に協力することを確認する一方、北アイルランドのインフラや医療などに2年間で10億ポンドを新たに投資することが盛り込まれました。


メイ首相は「EUからの離脱にむけ必要とされる安定を政権にもたらすものだ」と、合意を歓迎する声明を出しました。


メディアは29日に投票が行われる施政方針の議会での採択にむけ道が開けたと伝え、メイ首相は当面の政治危機を回避した形です。


ただ緊縮策が続く中、北アイルランドに多額の予算が充てられることに、スコットランドウェールズの議員から不満の声が出ています。


またカトリック系とプロテスタント系の住民の間で紛争の歴史を持つ北アイルランドで、プロテスタント系の政党が政権に影響力を持ち両勢力のバランスが崩れることへの不安の声もあり、メイ首相は、引き続き難しい政権運営を迫られそうです。