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安倍総理大臣は、日本時間の6日夕方、ブリュッセルNATO北大西洋条約機構の本部を訪れて、ストルテンベルグ事務総長と初めて会談しました。


この中で、ストルテンベルグ事務総長は「日本とNATOとの協力は進展しており、さらに強化したい」と述べたのに対し、安倍総理大臣は「基本的価値を共有する日米欧の同盟ネットワークを強化し、日本とNATOの協力を推進していきたい」と応じました。


そのうえで、安倍総理大臣とストルテンベルグ事務総長は、海賊対処などの海洋安全保障や、サイバーなどの分野での協力を推進していくことで一致し、安倍総理大臣は、イギリスにあるNATO海洋司令部に連絡官を派遣することに同意したほか、NATO日本政府代表部の開設に向けて真剣に検討を進めていることを伝えました。


また、安倍総理大臣とストルテンベルグ事務総長は、北朝鮮の核・ミサイル問題を含むアジア太平洋の地域情勢について意見を交わし、アジアと欧州の安全保障環境は密接に関連しており、法の支配に基づく国際秩序の維持のため日本とNATOが協力し、同盟を強化していくことが重要だという認識で一致しました。