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アメリカのマティス国防長官は22日、イラクの首都バグダッドでアバディ首相らと会談し、過激派組織ISへの軍事作戦で連携を強めていくことを確認しました。


イラク軍はアメリカ主導の有志連合の支援を受けて、先月、ISのイラク最大の拠点だったモスルを解放し、今月20日からは、モスル近郊の町、タルアファルの奪還作戦に乗り出しています。


マティス長官は会談のあとの記者会見で「ISは逃げ回っていて、われわれから支配地域を奪われる一方だ」と述べ、ISの劣勢は揺るがないという認識を示しました。しかし「厳しい戦いが待っている」として、ISが抵抗を続ける中、壊滅までにはしばらく時間が必要だという見方を示しました。


マティス長官はこのあとイラク北部のクルド自治政府を訪れてバルザニ議長と会談しました。クルド自治政府イラクからの独立の賛否を問う住民投票を来月行う予定ですが、イラク政府は国を分断するものだとして強く反対しています。国防総省によりますとマティス長官はバルザニ議長に対し、イラク政府との協力関係を絶やさないように促したということで、住民投票の実施に反対したものと見られます。