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イランのロウハニ大統領とロシアのプーチン大統領は1日、イランの首都テヘランで首脳会談を行いました。
イランの国営通信によりますと、ロウハニ大統領はこの中で、おととしロシアや欧米など関係6か国とイランが結んだ核合意について「地域の平和と安定に欠かせない多国間の枠組みだ」と述べ、合意を維持していくうえでロシアの役割を重視する考えを示しました。
これに対してプーチン大統領は核合意を重視する考えに理解を示し、「合意を一方的に踏みにじることは許されない」と述べて、先月新たに発表した対イラン戦略で核合意を「認めない」とする判断を示したアメリカのトランプ政権をけん制しました。


また両首脳は経済やエネルギー分野での協力を一層進めることで一致しました。


イランがロシアとの関係を重視する一方、ロシアもシリア内戦への介入などを通じて中東での影響力を拡大させる中で地域の大国のイランとの関係強化を図っており、両国は連携を深めてアメリカに対抗したい狙いと見られます。


アメリカのCIA=中央情報局は1日、アメリカ軍の特殊部隊が2011年にパキスタンアルカイダの指導者、オサマ・ビンラディン容疑者を殺害した際に潜伏先から押収した文書や映像を新たに公開しました。


公開を求めたアメリカのシンクタンクによりますと、文書の中には、イランがアルカイダに対して武器や資金、それに訓練を提供する代わりに、アルカイダサウジアラビアなどの湾岸諸国にあるアメリカの関連施設を攻撃するイランの申し入れなどが記されているということです。


イランとアルカイダとの関係をめぐっては、トランプ大統領が先月の演説で「イランはアルカイダを支援しているテロ支援国家だ」と批判したほか、CIAのポンペイオ長官も両者はこれまで連携してきたとして、連携を示す文書を近く公表すると明らかにしていました。


一方、シンクタンクによりますと、公開された映像にはビンラディン容疑者の息子で、アルカイダが2年前に構成員だと発表したハムザ・ビンラディン容疑者が映っているということです。


ハムザ容疑者は、去年7月にはアメリカへの攻撃を呼びかける音声ファイルを公表していて、アメリカ政府はことし1月にハムザ容疑者を国際テロリストに指定し、アルカイダの次世代の指導者と見て警戒を強めています。