“ビンラディンの息子を殺害” トランプ大統領 声明発表 #nhk_news https://t.co/WS4nzSzRVX
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月14日
アメリカのトランプ大統領は14日に声明を発表し、2001年の同時多発テロ事件を首謀したアルカイダの指導者、オサマ・ビンラディン容疑者の息子のハムザ・ビンラディン容疑者を「アフガニスタン、パキスタン地域」での対テロ作戦で殺害したと明らかにしました。
アメリカメディアはことし7月、複数の政府高官の話としてハムザ容疑者が死亡したと伝えていましたが、今回の声明では殺害の時期や具体的な場所は明らかにされていません。
アメリカ軍の特殊部隊は8年前、父親のオサマ・ビンラディン容疑者を潜伏先のパキスタンで殺害しています。
アメリカ政府は、その後ハムザ容疑者がアメリカへの報復の攻撃を呼びかけていたことなどから、アルカイダの次の指導者とみて、おととし国際テロリストに指定し行方を追っていました。
声明でトランプ大統領は「ハムザ容疑者を失ったことでアルカイダは統率力を失い、活動が著しく弱体化する」として成果を強調しました。
アフガニスタン大統領 タリバンに直接対話による和平訴え #nhk_news https://t.co/yPdYTIYO6D
— NHKニュース (@nhk_news) September 15, 2019
アフガニスタンの和平に向けて反政府武装勢力タリバンと交渉を続けるアメリカ政府は今月2日、和平合意の草案で原則合意したと発表しましたが、アメリカのトランプ大統領がタリバンによるテロ事件を受けて和平交渉を中止すると表明しました。
交渉が事実上決裂する中、アフガニスタンのガニ大統領は14日演説し、タリバンに対して改めて停戦を呼びかけたうえで「アフガニスタンの真の和平は戦争ではなく対話によって実現する」として、直接対話による和平の実現を訴えました。
一方でロシアメディアによりますと、タリバンの交渉団は13日、ロシア政府でアフガニスタン問題を担当するカブロフ大統領特使とモスクワで会談を行ったということです。
会談でロシア側がアメリカとの対話を再開させる必要性を強調したところ、タリバンは和平交渉に向けた用意はあると明らかにしたということです。
タリバンの交渉関係者はNHKの取材に対し「アフガニスタンに駐留するアメリカ軍が撤退するまで徹底抗戦するが、交渉の再開に向けた準備も始めている」と述べ、アメリカとの和平交渉の再開に向けた意欲を示しました。
ただトランプ大統領は和平交渉の中止以降タリバンに対する軍事作戦を強化しており、交渉の先行きは依然不透明な情勢が続いています。
The Taliban has never been hit harder than it is being hit right now. Killing 12 people, including one great American soldier, was not a good idea. There are much better ways to set up a negotiation. The Taliban knows they made a big mistake, and they have no idea how to recover!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) September 14, 2019