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人民大会堂で行われた署名式にはトランプ大統領習近平国家主席も出席し、両国の企業経営者らが署名していきました。


9日まとまった商談は中国側がアメリカ側から航空機や電子チップ、それに大豆などを購入するほか、米中双方の企業が協力してシェールガス天然ガスの開発を行うとしています。


両国の企業は8日も、農業や環境などの分野で合意していて、署名に至った商談は総額、2535億ドル、日本円にして28兆円余りに上るとしています。


アメリカ側は自国の貿易赤字の半分を抱える中国に対して、貿易不均衡の是正を強く求めていて、今回の合意は問題の解決に向けた双方の姿勢をアピールする狙いがあると見られます。


署名式に出席した習主席は、今後5年間で中国への輸入額が8兆ドル、日本円にしておよそ900兆円に上るという見通しを示したうえで、「米中の経済に関する協力が進むにつれて、一定の摩擦が生じることは避けられないが、お互いの利益を尊重し協議を通じて適切に対処しなければならない」とスピーチしました。

アメリカのトランプ大統領は、訪問先の中国の北京で9日午後、米中の企業経営者らを前にスピーチし、「アメリカは、中国に対して多額の貿易赤字を抱えていて、年間50億ドルにも及ぶ。アメリカと中国が経済レベルを高めることができれば、より繁栄できるだろう」と述べました。


そして、「今の貿易不均衡について、中国に責任はない。自国の利益を追求するためにほかの国を責めることはできない。貿易不均衡の拡大を防げなかった過去の政権を責めるべきだ」と述べて、対中国の貿易赤字が拡大したのは、オバマ政権など過去のアメリカの政権に原因があると強調しました。

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中国の習近平国家主席は、アメリカのトランプ大統領との共同記者会見で北朝鮮の核・ミサイル問題について、「両国は、国連安全保障理事会の制裁決議について、全面的で厳格な履行を続ける。それと同時に、対話と交渉を通じた朝鮮半島の核問題の解決に力を尽くし、関係各国とともに、朝鮮半島と北東アジアの長期にわたる安定を実現する道を検討していくことを望む。両国は、継続して意思疎通と協力を続けていく」と述べ、今後もアメリカ側と協力を継続していく考えを示しました。