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中国の習近平国家主席は12日、ベトナムの首都ハノイで最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と会談しました。


中国とベトナム南シナ海の領有権をめぐって争っていますが、ことし8月、ASEAN東南アジア諸国連合と中国の外相会議で、南シナ海での紛争を防ぐための行動規範の策定に向けて交渉を始める方針で一致しています。


ベトナムの国営メディアによりますと、会談でチョン書記長は「南シナ海を不安定にせず、信頼を醸成していくことが必要だ」としたうえで、「紛争を適切な、国際法に基づいた方法で解決するため、行動規範の策定に向けた交渉を進めていきたい」と呼びかけました。


これに対して、習主席も「南シナ海の平和と安定を維持するためにASEAN各国と行動規範の策定に向けた交渉を進めていきたい」と応じ、交渉していく方針を確認したということです。


南シナ海の問題をめぐっては、同じく12日、ハノイを訪れていたアメリカのトランプ大統領が、自由で開かれた南シナ海の重要性などを訴える共同声明を出しています。


中国としては、あくまでも当事国どうしで問題を解決する姿勢を示すことで、アメリカなどをけん制するの狙いもあるものと見られます。