アドラーが示した「しあわせになるためのたった一つの道」とは? - アルフレッド・アドラー100の言葉 https://t.co/hCygLLbRSX
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2017年11月16日
アドラーおよび彼の高弟ルドルフ・ドライカースらは「共同体感覚」を持つことの大切さを繰り返し述べました。なぜならば、それこそが悩みから解放され、幸せになる唯一の道だからです。そして、共同体感覚とは「他者に対する貢献」により形成されると言いました。社会の中で居場所がないことは大変悲しいことです。しかし、泣き言を言っても誰も助けてはくれません。そうではなく、自ら居場所をつくるのです。そのためには「他者へ貢献する」ことから始めなくてはなりません。そのことにより、他者から感謝され、そして他者からもお返しとして支援され、社会の中に居場所をつくっていくのです。
このように、アドラーの提唱した共同体感覚には、キリスト教などの宗教、および現代の自己啓発理論と極めて近い概念が含まれています。そのため、アドラー心理学は、それまでの心理学者から「科学的ではない」と批判を受けました。しかし、健全な対人関係すなわち健全な人生を送るためには共同体感覚が不可欠です。そして、現代の心理学では、アドラーの概念はすでに「常識」となっています。「アドラーの理論は世の中よりも1世紀早すぎた」と言われる所以がここにあります。
「自分の居場所がない」と感じるのなら、「周りの人が自分をわかってくれない」と愚痴るのではなく、自分から周囲に貢献するのです。そうすれば必ず居場所ができるはずです。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170609#1497004468(社会学界の泰斗ソローキン教授)