https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


今月14日にフィリピンの首都、マニラで開かれた東アジアサミットについてASEANは21日、会議の成果をまとめた議長声明を発表しました。


この中で、中国が拠点構築を進める南シナ海の問題について、首脳らが懸念事項を議論したとしたうえで、航行と飛行の自由などを確保する重要性を再確認するとともに、国際法に基づいて平和的に解決することの必要性や非軍事化の重要性を強調しています。


一方、声明はASEANと中国が、南シナ海での紛争を防ぐためのルール作りを進めていることなど双方の関係改善にも触れ、南シナ海情勢に懸念を示す日本やアメリカと、この問題への日米の関与を排除したい中国にも配慮した内容となっています。


また、北朝鮮をめぐる情勢については、複数の国が核・ミサイル開発を非難したほか緊張が高まっていることに深刻な懸念が示されたとしています。


そのうえで、国連の安保理決議を即座にかつ完全に順守するよう北朝鮮に強く求めているほか、北朝鮮による拉致問題を含む人道上の懸念に取り組む重要性を強調しています。