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緊急会合は制裁違反に関する協議を求めるアメリカの要請を受けて17日開かれ、北朝鮮問題の関係国として日本と韓国の代表も出席しました。

アメリカのヘイリー国連大使は、まず「北朝鮮が船から船に石油精製品を移す手口で制裁に違反した事例を148件確認した。北朝鮮は制裁で上限に定めた年間50万バレルを上回る80万バレルの石油精製品を先月までに得ている」として、いわゆる「瀬取り」などの密輸行為で、北朝鮮が制裁違反を続けていると主張しました。

そして、ロシアの船がこれに関与しているとした上でヘイリー大使は、北朝鮮の制裁実施状況を調べる独立した専門家パネルの報告書について「最初の報告書からロシアの制裁違反の記述がなくなった。報告書を公表させないとロシアが圧力をかけたからだ」として、報告書の内容をロシアが書き換えさせたと非難しました。

これに対して、ロシアのネベンジャ国連大使は「最初の報告書は客観的ではなかった。アメリカが指摘するロシアの船は制裁に違反をしていない」と述べて真っ向から反論しました。

各国からは、ロシアの名指しを避けつつ制裁の着実な実施と報告書の公表を求める声が相次いだほか、日本の別所国連大使も「北朝鮮の政策を変えるには制裁の実施以外にない」と述べましたが、安保理常任理事国アメリカとロシアの対立がその結束に影を落としています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/09/15/194746

北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は南北首脳会談が開催される18日付けの論評で、非核化をめぐる米朝の協議について、「アメリカは自分たちは動こうともせず、われわれにだけ行動しろと一方的で強盗のような要求をしている。協議が進まない責任はすべてアメリカにある」として批判しました。

また、北朝鮮が核実験場を閉鎖し、ICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止すると発表したことに言及し、「アメリカとの敵対関係を終わらせて新たな関係を構築するためだ」と意義を強調しました。

そのうえで、アメリカは「われわれが『検証可能かつ不可逆的な、完全な非核化』を先に行ってからほかの問題も話し合おうという、常識外れで無理な主張をしている」として、北朝鮮の体制保証につながる朝鮮戦争終戦宣言について協議に応じるよう改めて求めました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/09/17/200036

韓国のムン大統領を乗せた特別機は18日午前、ソウル近郊の空港を出発し、午前9時50分ごろ、北朝鮮ピョンヤンの空港に着陸しました。

空港では歓迎の行事が行われることになっていて、現地からの映像では、滑走路に赤いじゅうたんが敷かれ、儀じょう隊が整列し、朝鮮半島が描かれた統一旗などを手にした大勢の市民が待っています。

空港ではキム委員長がみずから出迎える可能性があり、妹のキム・ヨジョン(金与正)氏の姿が確認できます。

ムン大統領は昼食を取ったあとキム委員長とことし3回目となる南北首脳会談を行う予定です。

会談後には芸術公演を観覧して、歓迎の晩さん会に参加することになっています。

非核化をめぐる米朝協議がこう着状態にある中、米朝の仲介役を自任するムン大統領が、キム委員長から非核化の行程表を示すとの約束など具体的な措置の表明を引き出せるかが焦点です。

韓国大統領府によりますと、ムン大統領は出発前、「今回の北への訪問で米朝対話が再開されれば大きな意味がある」と述べ、首脳会談への意欲を示したということです。

https://d1021.hatenadiary.com/entry/2018/09/18/200000