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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は17日、ロシア南部のソチで会談し、シリアの反政府勢力の最後の主要な拠点、イドリブ県について協議しました。

会談のあとプーチン大統領は「シリア政府軍と反政府勢力を引き離すための非武装地帯を、来月15日までに設けることを決めた」と述べました。

この非武装地帯はイドリブ県の境界におおむね沿う形で、幅15キロから20キロの範囲とし、アルカイダ系の過激な勢力を退去させ、ロシア軍とトルコ軍が合同で監視にあたるということです。

エルドアン大統領は「今回の合意でイドリブでの人道危機を避けることができた」と意義を強調し、過激な勢力が活動しないようトルコが責任を持つ考えを示しました。

これで、懸念されていたイドリブ県への総攻撃は当面、回避されることになり、今後は反政府勢力の中にいる過激な勢力がこの合意に従うかが焦点になります。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/09/14/192616

ロシアのメディアはロシア国防省の話として、現地時間の17日夜、日本時間の18日朝早く、ロシア軍の偵察機イリューシン20がシリアの沖およそ35キロの地中海上空で消息を絶ったと伝えました。

偵察機にはロシア軍の兵士14人が乗り、ロシア軍が駐留するシリア北西部のフメイミム空軍基地に戻る途中だったということです。

ロシア軍は機体の捜索に当たるとともに、消息を絶ったいきさつを詳しく調べています。

これについてロシア国防省のコナシェンコフ報道官は18日、偵察機はシリア軍の地対空ミサイルS200によって撃墜され、軍関係者15人が死亡したと発表しました。

コナシェンコフ報道官は当時、現場付近でイスラエル軍が軍事作戦を展開していて、シリア軍のミサイルはイスラエル軍の軍用機を狙ったものだったとしています。

そのうえで、イスラエル軍がロシア側に軍事作戦の情報を事前に通告していなかったため偵察機が安全な空域に避難することができなかったとして、「敵対的な行為で、イスラエルに責任がある」と非難しました。

シリア上空ではイスラエル軍が現地に展開しているロシア軍との調整のもとたびたび軍事作戦を行ってきましたが、今回の撃墜がシリア情勢をめぐる両国の関係に影響する可能性もあります。