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プーチン大統領に批判的なバンドとして知られる「プッシー・ライオット」の男性メンバー、ピョートル・ベルジロフさんは、友人などによりますと、今月11日、モスクワの裁判所で食事をしたあと、急激に視力が落ち、会話や歩行ができなくなったということです。

ベルジロフさんは、ドイツのNGOの手配で、15日にベルリンの病院に運ばれ治療を受けていて、18日、病院の医師らが記者会見しました。
この中で医師らは、ベルジロフさんに何らかの毒物が使われた可能性があることを明らかにしました。

ベルジロフさんを含む「プッシー・ライオット」のメンバー男女4人は、ことし7月、サッカーワールドカップロシア大会のフランス対クロアチアの決勝戦のさなか、ピッチに乱入して試合を一時、中断させました。

ベルジロフさんらは、政治犯の釈放などを求める政治的なパフォーマンスだったと主張しましたが、モスクワの裁判所から15日間の拘留に処せられました。

病院によりますとベルジロフさんの容体は回復に向かっているということです。

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