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ナワリヌイ氏はプーチン大統領批判の急先鋒。19日朝シベリアのトムスクからモスクワに移動中の飛行機内で体調不良を訴えた。

同氏は搭乗前に空港のカフェで紅茶を飲んだ。カフェのオーナーは現在防犯カメラの映像を確認中だという。

飛行機は緊急着陸し、ナワリヌイ氏は病院に緊急搬送された。

同担当者は毒を入れたとする人物の心当たりを明かしていないが、警察が病院に呼ばれたとしている。

ただ病院のある医師は、毒を盛られたかどうかは確かでないと発言。「自然毒」が診断候補の1つとされており、検査が行われていることを明らかにした。

入院しているのは、ロシアの野党勢力の指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏で、プーチン政権批判の急先ぽうとして知られ、若者を中心に人気を集めてきました。

野党勢力の広報担当者はツイッターで、ナワリヌイ氏が、20日朝、国内線の飛行機で西シベリアのトムスクからモスクワに向かっていたところ、体調の異変を訴えたと明らかにしました。

飛行機は西シベリアのオムスクに緊急着陸し、ナワリヌイ氏は病院に運ばれて治療を受けていますが、意識不明の重体だということです。

広報担当者は「紅茶に、何らかの毒が混入されたとみている。けさから彼が口にしたのは紅茶だけだ」と述べ、何者かによって毒を盛られた可能性があると主張しています。

ナワリヌイ氏は去年、警察に拘束された際にも体調の異変を訴えて病院に運ばれたことがあります。

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