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ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会では、26日、トランプ大統領が議長をつとめ、核兵器などの大量破壊兵器の拡散防止策などについて各国の首脳らが意見を交わすハイレベル会合が行われました。

会合の冒頭、トランプ大統領北朝鮮情勢をめぐって米朝首脳会談を実現したことを「歴史的だ」と述べ、成果として強調しました。

そのうえで海上で船から船に物資を積み替えるいわゆる「瀬取り」などによって北朝鮮に対する制裁に違反している国があると指摘し、制裁逃れに関与しないよう警告しました。

一方で「最も重要なのはキム・ジョンウン金正恩)委員長は北朝鮮のために平和と繁栄を求めていることだ。水面下で多くのことが起きている。いいニュースがあるだろう」と述べ、非核化の進展に向けて、2回目の米朝首脳会談の開催に意欲を示しました。

また、会合でトランプ大統領は、イランについて「暴力、テロ、混乱を輸出している」と強く非難したうえで、「イランの非道な行動に対抗するため、かつてないほど厳しい制裁を科す」と述べ、制裁を一段と強化する方針を示しました。

アメリカのトランプ大統領は26日、みずからが議長を務めた国連安全保障理事会の会合で、イラン核合意について「ひどい合意で一方的なものだ」と述べ、核合意から離脱したことを正当化しましたが、各国の首脳たちからは懸念の声が相次ぎました。

このうちフランスのマクロン大統領は、「核合意は完全なものではないが、正しい方向に向けた決定的な一歩だ」と述べたほか、イギリスのメイ首相も「核合意はイランの核開発を防ぐための最善の手段だ」と述べるなど、各国からは核合意を維持すべきだとの意見が相次ぎ、アメリカとの立場の違いが改めて浮き彫りになりました。

また、会場にはイラン政府の代表も姿を見せ傍聴しましたが、発言の機会はありませんでした。