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トランプ大統領は、26日午後5時(日本時間の27日午前6時)からニューヨークで記者会見に臨みました。

この中で、北朝鮮の核問題について「私が大統領選挙で選ばれていなければ戦争になっていた。現在はミサイルは発射されず核実験も停止された」と述べ、史上初の米朝首脳会談を実現させたみずからの外交成果だとアピールしました。

そのうえで「キム・ジョンウン金正恩)委員長はディール=取り引きをしたいし、私も取り引きをしたい」と述べ、米朝の交渉を通じて北朝鮮の非核化を実現させることに自信を示しました。

一方、記者団から北朝鮮の非核化にかかる時間について問われると、「2年かかろうが、3年かかろうが5か月だろうが気にしない」と述べ、北朝鮮の非核化に要する時間にはこだわらない考えを示しました。

トランプ大統領は、この会見に先立って安倍総理大臣と行った首脳会談を踏まえ、「日本は何年も貿易について協議を望んでこなかったが、よい取り引きになると確信している」と述べ、農産品などの関税を含む日本との2国間の交渉を始めることで合意したことをみずからの成果として強調しました。

トランプ大統領としては、11月に行われるアメリカ議会の中間選挙を念頭に、ニューヨークでの国連外交の機会を捉え、外交成果をアピールする狙いがあると見られますが、会見では、トランプ大統領が連邦最高裁判所の判事に指名したカバナー氏が女性に対するわいせつ行為を行ったとされる疑惑など、アメリカ国内の問題に関する質問が相次ぎました。

トランプ大統領は25日に国連総会で行った演説で、大統領に就任して以来の業績について触れ、「アメリカ史上、どの政権よりも多くの実績を残してきた」と発言し、会場からは笑い声が聞かれました。

これについてトランプ大統領は、26日に行われた記者会見で、「彼らは私のことを笑っていたのではなく、私と一緒に笑って楽しい時間を過ごしていたのだ。『トランプ大統領が笑われた』と報じているメディアは『フェイクニュース』だ」と述べました。

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