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ヨーロッパを歴訪中のムン・ジェイン大統領は18日、バチカンローマ・カトリック教会のフランシスコ法王と会談しました。

韓国大統領府によりますと、この中でムン大統領は、先月の南北首脳会談の際、北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、フランシスコ法王の訪朝を歓迎する考えを示していたことを踏まえ、「キム委員長が招待状を送ってもよいか」と質問したということです。

これに対し、フランシスコ法王は、「ムン大統領の言葉でも十分だが、公式な招待状を送ることが望ましい」と応じたということです。

そのうえで、「招待状が来れば必ず返事をするし、行くこともできる」と述べて、訪朝に前向きな姿勢を示したということです。

一方、ローマ法王庁も会談のあとに声明を出し、朝鮮半島の平和と発展につなげる取り組みを高く評価するとしましたが、訪朝についての言及はありませんでした。

アメリカ政府などは、北朝鮮では信教の自由が侵害されていると指摘していて、法王の訪朝が実現するかどうかは不透明です。

18日、ロシア南部のソチで開かれた国際会議に出席したプーチン大統領は、朝鮮半島情勢をめぐって「ロシアが積極的にできることは何か。それは、韓国と北朝鮮、それにロシアとを結ぶ鉄道や、エネルギーに関わる計画を実現させることだ」と述べ、3か国で議論されている経済協力を実行に移すことで朝鮮半島情勢の安定化に積極的に関わる姿勢を示しました。

また、「ロシアは、中国やアメリカとも一緒になって安全保障のためのシステムの構築に貢献することもできる」と述べ、6か国協議を念頭に、非核化のプロセスはロシアも参加する多国間の枠組みで進められるべきだという考えを改めて示しました。

プーチン大統領は、北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との初めての首脳会談に期待を示していて、両政府が日程や開催場所などの調整を続けています。

プーチン大統領としては、2回目となる米朝首脳会談の調整が行われる中、キム委員長との会談を実現させ、朝鮮半島情勢の安定化に向けたロシアの存在感を示したい思惑もあるとみられます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/17/200220(文大統領が金正恩氏の発言伝える「核兵器・核物質全て廃棄の用意」)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/16/200220(米国 北朝鮮担当がロシア訪問し協議へ)