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サウジアラビア人のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏をめぐってはトルコにあるサウジアラビア総領事館で殺害されたのではないかという疑惑が浮上し、トルコとサウジアラビアの合同捜査チームによる調べが進められています。

トルコの新聞サバハは18日、カショギ氏が消息を絶った今月2日、サウジアラビアムハンマド皇太子の警護担当とみられる人物が総領事館に出入りしていたことがわかったと報じました。

記事は監視カメラが捉えた画像として、カショギ氏が総領事館を訪れる前の午前9時55分に、この人物が複数の男性を従えて総領事館に入る様子、カショギ氏が総領事館に入ってから3時間半余りがたった午後4時53分に総領事公邸の前にいる様子、そして、そのおよそ1時間後の午後5時58分にイスタンブールの国際空港に到着した様子を伝えています。

この人物は、ムハンマド皇太子の過去の外遊に同行している様子がこれまでに確認されています。

疑惑をめぐりムハンマド皇太子は関与を否定していますが、ムハンマド皇太子の関わりを示唆する新情報が連日、トルコのメディアなどによって報じられる事態が続いています。

トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館を訪れたジャーナリストのジャマル・カショギ氏が館内で殺害されたのではないかという疑惑をめぐり、アメリカのポンペイ国務長官は今週、サウジアラビアとトルコを相次いで訪問し、サウジアラビアでは疑惑への関与が指摘されているムハンマド皇太子と会談しました。

ポンペイオ長官は帰国後の18日、ホワイトハウストランプ大統領に訪問の結果を報告し、対応を協議したあと、記者団の取材に応じました。

このなかでポンペイオ長官は、サウジアラビア政府が行う捜査を今後、数日間、見守ったうえで事実関係を把握し、アメリカ政府として対応を判断すべきだという考えを大統領に伝えたことを明らかにしました。

一方で、ポンペイオ長官はサウジアラビアについて「テロ対策のパートナーであり、2つの聖地を擁する重要な戦略的同盟国だ」とも強調しました。

トランプ政権は、疑惑をめぐって徹底した捜査を求める一方で、中東の重要な同盟国であるサウジアラビアが孤立をさらに深める事態は避けたいというジレンマのなかで難しい対応を迫られています。

サウジアラビア人ジャーナリストが殺害されたのではないかという疑惑が国際問題にも発展するなか、アメリカのムニューシン財務長官は、来週、サウジアラビアで開かれる予定の経済フォーラムへの出席を見送ることを明らかにしました。

「砂漠のダボス会議」とも呼ばれるこの経済フォーラムは、ムハンマド皇太子が主催するもので今月23日からサウジアラビアの首都リヤドで開かれることになっています。

これについて、ムニューシン財務長官は18日、ツイッタートランプ大統領ポンペイ国務長官に会い、サウジアラビアで行われる経済フォーラムに出席しないことを決めた」と投稿しました。

出席を見送った理由については明らかにしていませんが、ムハンマド皇太子は、疑惑への関与が指摘されており、IMF国際通貨基金のラガルド専務理事や欧米の複数の金融機関の幹部らが経済フォーラムへの出席を取りやめるなどサウジアラビアへの反発が広がっていることを受けての判断だと見られます。

アメリカのトランプ大統領は18日、ワシントン郊外の空軍基地で、サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏について記者団から「すでに亡くなっているのか」と問われると、「どうやらそのようだ。とても悲しい」と述べて、すでに死亡しているという見方を示しました。

そのうえでトランプ大統領は「今、捜査の結果を待っているところで、真相はまもなくわかる。結果がわかったら、とても厳しい声明を出すことになるだろう」と述べました。

サウジアラビア人のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が、トルコにあるサウジアラビア総領事館で殺害されたのではないかという疑惑を受けて、アメリカのポンペイ国務長官は今週、サウジアラビアとトルコを訪れ、対応を協議しました。

このうち、トルコでの会談について、アメリカABCテレビは18日、トルコの政府高官の話として、ポンペイオ長官がカショギ氏の殺害の様子を収めたとする音声記録を確認するとともに、内容を記した文書の提供もトルコ側から受けたと伝えました。

さらに、ABCテレビは、トルコの当局者の話として、カショギ氏は、総領事館内で8分間にわたって争ったあと、首を絞められ、殺害されたとみられると伝えています。

一方、アメリ国務省のナウアート報道官は18日、記者団に対して、ポンペイオ長官は音声記録を聞いておらず、文書も見ていないと否定しました。

トランプ大統領は、ポンペイオ長官から報告を受けたあと取材に応じ、カショギ氏はすでに死亡しているとの見方を示すとともに、捜査の結果がわかれば、厳しい対応を取る考えを示していて、今後の対応が注目されます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/18/200242(ジャーナリスト殺害疑惑 総領事館に続き総領事公邸を捜査)