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サウジアラビア政府はこれまでの説明を翻す形で、政府を批判してきたジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコにあるサウジアラビア総領事館で殴り合いの末に死亡したと発表しました。

トランプ大統領は、23日、サウジアラビアの一連の対応について、「もともとの考えが悪かったしやり方もまずかった。かつてないほどのひどい隠蔽だ」と述べて厳しく批判しました。

そして、トルコやサウジアラビアを訪れた政府高官らから詳しい報告を受けたうえで、議会とも協議し、アメリカとしての対応を決める考えを示しました。

その一方で、トランプ大統領サウジアラビアアメリカに投資をしていることで多くの雇用が生まれているなどとしてアメリカとサウジアラビアの同盟関係は重要だと強調しました。

またトルコのエルドアン大統領が「事件は確実に計画されたものだ」と述べ殴り合いの末死亡させてしまったというサウジアラビア政府の説明に強く反論していることについて「エルドアン大統領はサウジアラビアに厳しい」と述べ、擁護ともとれる発言もしています。

この事件についてトランプ大統領は23日、ホワイトハウスで記者団に対し、「誰であろうと、そもそもこれを考えたのが間違いで隠蔽したのもひどかった。最初から完全に失敗だった」と述べ、サウジアラビアの一連の対応を厳しく批判しました。

そして事件への関与が指摘されているムハンマド皇太子と、22日に直接、話をしたとしたうえで、「彼は『事件とは関わりはなく、下のレベルがやったことだ』と強く言っていた」と述べ、ムハンマド皇太子が事件への関与を否定したと明らかにしました。

この事件をめぐってトルコのエルドアン大統領は23日、「残酷で計画的な殺人だ」と述べ、偶発的に死亡させたとするサウジアラビア政府の説明に強く反論しました。

トランプ大統領としては、トルコやサウジアラビアを訪れたアメリカ政府高官らから詳しい報告を受けて議会とも協議し、対応を決める方針です。

23日、記者会見したポンペイ国務長官は事件への関与が疑われるサウジアラビアの情報機関や王室の関係者、それに外交官などをアメリカ政府として特定したことを明らかにしました。

そのうえで、「ジャーナリストを暴力で黙らせるような残酷な行為を容赦しない」と述べて関係者のビザを取り消してアメリカに入国できないようにする措置を取ると発表しました。

国務省は対象は21人に上るとしています。

さらにポンペイオ長官は資産凍結などの制裁も検討するとしたうえで「アメリカの対応はこれで終わりではない。責任を追及するためさらなる措置を検討する」と述べました。

その一方で、ポンペイオ長官は「サウジアラビアとの強固なパートナーシップは維持する」と述べ、今回の措置が両国で進めるテロ対策や安全保障上の協力には影響しないという立場を強調しました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/23/200240(トルコ大統領「ジャーナリスト殺人事件 計画的に殺害」)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/21/200240トランプ大統領 サウジの対応を批判「説明にうそあった」)