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アメリカ太平洋艦隊は声明を発表し、アメリカ海軍の艦艇2隻が台湾海峡の公海上を現地時間の22日、通過したことを明らかにしました。

2隻はアメリカ海軍横須賀基地に配備されているイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」とイージス巡洋艦「アンティータム」で、台湾の国防部によりますと、台湾海峡を南から北に向けて航行したということです。

アメリカ軍の艦艇が台湾海峡を通過したことが明らかになったのはことし7月以来で、太平洋艦隊は「開かれたインド太平洋へのアメリカの関与を示すものだ。アメリカ海軍は国際法で認められた場所であればどこであれ航行や飛行を続ける」としています。

中国は台湾周辺に爆撃機を飛行させるなど、独立志向が高いとみなす蔡英文政権に対して軍事的圧力を強めており、アメリカとしては台湾海峡に艦艇を派遣することで中国をけん制する狙いがあるとみられます。

アメリカと中国は、台湾をめぐる問題に加え、先月末、南シナ海を航行中のアメリカ軍の艦艇に中国軍の駆逐艦が異常接近するなど対立が深まっており、中国の激しい反発が予想されます。

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