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トルコにあるサウジアラビア総領事館でジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害された事件では、サウジアラビア政府が関与を認めたほか、欧米メディアはムハンマド皇太子の関与を指摘し国際的な批判が広がっています。

イスラエルのネタニヤフ首相は訪問先のブルガリアで2日、「おそろしい事件で適切に処理すべきだとは思うが、中東地域の安定にはサウジアラビアの安定が極めて重要でありイランのほうがより大きな問題だ」と述べました。

イスラエルは共通の脅威となっているイランに対抗するため、サウジアラビアの情報機関などと連携を深めていて今回の事件をめぐっても、サウジアラビアを擁護する姿勢を明確にした形です。

また、アメリカの有力紙ワシントン・ポストは、ネタニヤフ首相がトランプ政権に対し、ムハンマド皇太子への支援を続けるよう働きかけていると伝えていて、今回の殺害事件が対イラン戦略に影響を与えかねないと、イスラエルが懸念を強めていることがうかがえます。

ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が、イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館で殺害された事件について、トルコのエルドアン大統領は、2日、カショギ氏が生前、コラムを執筆していたアメリカの有力紙、ワシントン・ポストに寄稿しました。

この中でエルドアン大統領は、「カショギ氏の殺害は、サウジアラビア政府の最高レベルからの命令だ」として、サウジアラビア政府に、このまま幕引きを図るのではなく責任の所在を明らかにするよう改めて強く求めました。

事件をめぐっては、国政の実権を握るムハンマド皇太子の関与が指摘されていますが、サウジアラビア側は一切、関与を認めていません。

エルドアン大統領は、「最高レベル」が誰のことを指しているのか、明確にしていませんが「サルマン国王が、襲撃を命令したとはまったく考えていない」としていて、ムハンマド皇太子の関与について追及する姿勢を示したと受け止められています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/01/200240(米 サウジアラビアにイエメンでの戦闘の停止要求)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/28/200240(「メディアはヒステリー」サウジ外相 殺害事件報道で)