昨日夜帰宅。近江からの帰途に横浜能楽堂の「安宅」を拝見。先日の寺子屋で伊藤嘉章師と安田登師の間で御二人の所作を舞台上で見ていただけに、迫力の理解が違った。歌舞伎の安宅より素朴で力強い。これだけ長い能が『義経記』の世界からどう登場したのか。近江でやや疲れていただけに茫然とみていた。
— 保立道久 (@zxd01342) 2018年12月3日
近江の野洲市歴史民俗博物館では「最初に譲位した斉明女帝」という講演をした。100人以上の方々の前で、野洲市の兵主大社の歴史的意味を力説。天皇の譲位が斉明に始まった事情も説明。兵主大社の特別展も拝観。室町期以前ではそんなに多くない(一〇点以下)ともいう「腰刀」を齊藤慶一さんの説明で
— 保立道久 (@zxd01342) 2018年12月3日
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/04/200120(講演の予告、内容概略「最初に譲位した天皇、斉明女帝と大己貴(大国主)信仰」と)
ゆっくりみた。「腰刀と桃太郎」で分析した庶民の腰刀ではないが合口のハバキの説明に納得。一の谷中世墳墓群から出土した考古遺物の庶民の腰刀も合口のものであったが、あれは突起がでていた記憶。もう三〇年前か。
— 保立道久 (@zxd01342) 2018年12月3日
近江の博物館の方々と夜はナベ料理でした。今年最初の氷魚をいただくという幸運。酔っ払って失礼しました。兵主大社の八ヶ崎神事の場所を早朝に散歩。見たものごとで頭の中が一杯になってくると、自分の不出来がせきあがってきて、胸がふさがってくる。
— 保立道久 (@zxd01342) 2018年12月3日
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/01/200522(不漁続いたびわ湖アユ漁解禁 初日豊漁で回復に期待 滋賀)
昨日の横浜能楽堂。嘉楽の会。「花筐」は梅若万三郎の舞拍子。大迹皇子(継体天皇)が越前においてきた愛姫の物狂いものである。上品な舞。継体の伝説が「応神天皇五代孫」という形で徳川期まで繰り返されていることを再認識。継体から斉明への六/七世紀の王家は歴史上最大の謎の一つ。考えてみたい。
— 保立道久 (@zxd01342) 2018年12月3日