アメリカ ロシアに対し60日以内にINF順守の対応求める #nhk_news https://t.co/ZJTAg0ziMd
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月4日
アメリカのトランプ大統領は冷戦時代にアメリカと旧ソビエトが結んだINF=中距離核ミサイル全廃条約を破棄する考えを示し、ロシア側にも伝えています。
これについてアメリカのポンペイオ国務長官はベルギーの首都ブリュッセルで4日、記者会見し「ロシアは条約の限度を超える射程のミサイルを配備し、ヨーロッパにとって直接の脅威になっている」と指摘しました。
また、アメリカは2013年から少なくとも30回にわたりこの問題を提起したにもかかわらず、ロシアが対応しなかったと非難しました。
そのうえで、ポンペイオ長官はロシアに対して、60日以内に条約を順守するよう求め、守られなければアメリカは条約を正式に破棄する手続きを始める方針を明らかにしました。
アメリカが期限を区切って要求を突きつけたことに対してロシアがどのような反応を示すのか注目されます。
これについてロシア外務省のザハロワ報道官は「われわれは条約の規定を厳格に守っている」と述べて、改めて条約違反を否定しました。
また、ロシア議会下院・国防委員会のシャマノフ委員長は、「ロシアには最後通告されるいわれはない」と条約違反だとする根拠がないと主張したうえで「ロシアはアメリカに何度も話し合いの席に着くよう提案したが、アメリカは応じなかった」と述べ、期限を区切って要求を突きつけたアメリカの対応は一方的だと批判しました。
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/04/200250(「中ロとの軍拡競争やめる協議 将来は始める」トランプ大統領)