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サウジアラビア人のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が殺害された事件をめぐって、アメリカの議会上院の有力議員らは今月、CIA=中央情報局の長官から説明を受け、「ムハンマド皇太子の関与に疑いの余地はない」という見方を示しました。

これを受けて議会上院は13日、事件を非難したうえでムハンマド皇太子に責任があるとする決議案を全会一致で採択しました。

さらにイエメンの内戦に介入するサウジアラビアへの軍事支援の停止を求める決議案についても、民主党のほか共和党の一部の議員が賛成に回った結果、賛成多数で採択されました。

事件をめぐって、トランプ大統領は皇太子の関与を明確にしないままサウジアラビアを擁護する立場を崩しておらず、議会との立場の違いが一層鮮明になりました。

また今週には、トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が、親しい間柄で知られるムハンマド皇太子に対し、「事件後に困難を乗り切る方法について助言していた」と一部のメディアが報じていて、議会はトランプ政権の対応やサウジアラビアとの関係について追及を続けることになりそうです。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/10/200250(米・クシュナー氏 サウジ皇太子に“助言” )